2009年7月27日月曜日

[2009.07.26] 県2部 第10節(延期分) 川越全酪SC

県リーグ2部第10節(延期分)川越全酪SCとの試合が、猛暑の中
ホーム狭山赤坂の森グランドで行われました。

開幕戦での惜敗の雪辱戦、さらに混戦のリーグを序盤から牽引する相手を
直接対決で倒せば昇格争いでも十分チャンスが巡ってくるということもあり、
今後の展開を左右する非常に重要なゲームとなりました。

公式戦のなかったここ1ヶ月の間は怪我人に加え多くの欠場者もあり、
特に守備陣で非常に苦しいメンバー構成を強いられていましたが、
負けられない一戦ということもありこの日は多くのメンバーが集結。

FWでは京都出張中のエース虫本選手が緊急参戦し内川選手との2トップ。
脅威の完封率を誇る守護神相田選手、公式戦直近4試合での無敗を
演出しているDF石川選手、同じくDF加藤選手が戦列復帰。
猛暑の消耗戦、僅差の後半勝負を睨み俊足FW中村選手と、チーム随一の
テクニシャン岡崎選手を切り札としてベンチに置く非常に贅沢な布陣で
この大一番に臨みました。

序盤は快調な滑り出し。2トップの積極的なプレーを中心に中盤の選手も
攻撃的なプレーで相手を押し込み、決定的なチャンスが続きます。
左サイドから虫本選手が折り返した弾丸クロスは走り込んだ内川選手に
僅かに合わず、内川選手がゴール前でフリーになった虫本選手に対して
絶好のクロスを送るも、至近距離から放ったヘディングはGKの真正面。
さらに早いリスタートから内川選手が右足アウトで絶妙のループシュートを
放ちますが、これは惜しくもクロスバーを直撃。
他にもCKから続けざまに惜しい形を作りますが相手の厳しい守備にも
阻まれ、どうしても得点を奪うことができません。

すると前半25分、カウンターからオフサイドトラップをうまく掻い潜られ
先制点を奪われてしまいます。
攻めていながら逆に失点を許す嫌な展開、猛暑の中選手の足も鈍り始め、
徐々に相手に押し戻されます。

序盤は絶妙の距離を保っていた攻撃陣も、中盤からのサポートが遅れ始めた
ことで長いボールが増えてしまい、FW任せの単発な攻撃。
守備陣も、川越全酪のしつこく2列目からの飛び出しを狙う形に、序盤こそ
的確な判断で対応していましたが、徐々に出足が鈍り始め何度も裏を破られる
苦しい展開に持ち込まれます。

30分にはクリアミスから相手にゴール前まで持ち込まれると、放たれたシュートが
DFの足に当たってコースが変わる不運もあり、非常に痛い追加点を奪われます。
前半の内に何とか1点でも詰めておきたいところでしたが展開は変わらず、
2点ビハインドで前半を折り返します。

内川選手が僅かに熱射病の兆候を見せていたため大事を取って交代、
後半頭からFWに中村選手が入り、DFには仕事の都合で合流が遅れた
経塚選手をベテラン井上選手に代えて投入。
逆転を狙い気合を入れ直して後半戦に臨みます。

しかし後半開始直後、その出鼻を挫かれるようにCKから痛恨の失点。
意気消沈したところで畳み掛けられ猛攻を浴びると、あれよあれよという間に
さらに2点を追加される信じられない展開。
これまでリーグ戦9試合で7失点の堅守を誇っていた守備陣が、
何と後半開始10分でまさかまさかの5点ビハインド、
絶体絶命の窮地に追い込まれます。

ここで田嶋選手をFWに上げDFを一枚削り、中盤の真ん中に岡崎選手を投入。
絶望的な点差でしたがピッチ上はもちろん、ベンチも含め最後まで勝負を
捨てずここから目の覚めるような猛反撃。
大量リードから勝利を確信し出足が鈍る相手に対し猛攻を仕掛けると、
まず細田(賢)選手が1点を返し4点差。
さらに続けてチャンスを作ると、後半20分には東門選手が左足で強烈な
ミドルを相手ゴールに突き刺し3点差に追い上げます。

直後には田嶋選手がペナルティエリア内までドリブルで突き進みますが、
暑さと疲労の影響でボールコントロールをミスし相手DFが必死のクリア。
さらに右サイド裏を抜け出した田嶋選手がペナルティエリア内まで持ち込み
GKと1対1の決定的な場面を作りますが、ここはパスを選択してしまい得点ならず。
しかし大黒柱田嶋選手を中心に歯を食いしばりながら連続で決定機を作り出す
攻撃陣にムードも最高潮、この後も押せ押せでゲームが進みます。

すると後半25分、先ほど慎重なプレーが裏目に出てしまった田嶋選手が
今度は強引に相手守備陣を突破すると自ら右足を振り抜きゴールを挙げ、
これで3-5とし遂に2点差。逆転が現実味を帯びてきます。

大反撃を食らい焦る川越全酪に対しさらに捨て身の攻撃を続けますが、
ここからは相手の気力を振り絞ったプレーに阻まれ得点が動かず、
暑さの中いよいよ体力も底を付いた最後10分は老獪に時間を使われ
このまま試合終了、猛反撃も実らず3-5で敗れる結果となりました。

まさかの大量失点で非常に苦しい試合展開になり、正直早い時間で
諦めてしまっても仕方のない流れでしたが、出場選手、控え選手共に
誰一人諦めることなくただひたすら勝利を目指す姿は感動的ですらありました。

ただやはり勝たなければ意味がない。
もちろん後半0-5からの頑張りには賞賛の言葉しか見つかりません。
しかしその前に、前半の数度の決定機、後半の立ち上がりの失敗、
周囲へのコーチングは十分にできていたか、味方に対する要求、
仲間を励ます声は出せていたでしょうか。
確かに暑く苦しかったかもしれませんが、ここまで追い込まれる前に
できることはたくさんあったはずです。
混戦の為まだまだチャンスはあると言っても、勝ち点や消化試合数を考えれば
かなり際どいところまで来ているのは間違いありません。
残り8試合、全勝するつもりで戦っていきましょう。


県リーグ2部 第10節(延期分)
VS 川越全酪SC

1st 0-2
2nd 3-3
Total 3-5

得点者
細田(賢)
東門
田嶋


県リーグ2部 その他の結果

Aブロック 順位表

鴻巣ラホージャ 3-2 ロクFC天海

Bブロック 順位表

試合なし

2009年7月21日火曜日

[2009.07.19] 練習試合 児玉町SC

昨年県2部から降格し現在県3部北部地区に所属する児玉町SCとの
練習試合が行われました。

立ち上がりから非常にミスが多いピリッとしない内容で、セットプレーから
2発、さらに低い位置でのパスミスをきっかけに失点と、僅か25分で
3点のリードを許す最悪のスタートとなりました。
その後徐々に盛り返しますが、常に先行を許す格好の打ち合いとなり、
結局3本トータル4-5という結果に終わりました。

2部に所属するクラブとしてしっかりとしたサッカーで対戦相手に応えなければ
ならないところでしたが、県2部復帰を目指し3部北部地区で首位と奮闘する
児玉町SCの高いモチベーションと強い気持ち、素晴らしいプレーに押され、
現在の両チームの勢いがそのままゲームに現れる結果になりました。

攻撃陣では内川選手が3得点の活躍、怪我から復帰後徐々に切れを増す
東門選手は2本目から出場し得点にこそ絡めなかったものの4度5度と
相手ゴールを脅かす好プレーを披露。山田選手も素晴らしいスルーパスから
中村選手のゴールを演出するなど、明るい材料もいくつかありましたが、
怪我人、欠場者が相次ぐ守備陣は相変わらずメンバーが揃わず、
日替わりで即席の選手構成を強いられるなど非常に厳しい状況が
続いており、今後のリーグ戦でも困難が予想されます。

1つの勝利で大きく順位が変わる大混戦の今リーグ、とにかく目の前の
試合を出場できるメンバーで取っていくしかありません。
我慢の時期ですが後期の優勝争いに加わることができるよう、
ベテラン、若手一丸となって頑張っていきましょう。


練習試合
VS 児玉町SC 45分×2本+30分

 1st 1-3
 2nd 1-1
 3rd 2-1
Total 4-5

得点者
内川3
中村

2009年7月6日月曜日

[2009.07.05] 練習試合 FC西武台

県リーグ1部に所属するFC西武台との練習試合が行われました。
前日に急遽組まれたゲームということもあり両チームベストとは
いい難い布陣でしたが、強豪チームを相手にまざまざと力の差を
見せ付けられる試合となりました。

レギュラーメンバー4人が全員欠場となったDF陣は、往年の名プレーヤー
ベテラン阿部選手が中央に入り、同じくベテラン井上選手と今季FWに
復帰した田嶋選手との3バック。
ある程度の失点を覚悟した布陣でしたが、蓋を開けてみればこのベテラン
DF陣が奮闘、倒れても倒れても起き上がるゾンビのような粘り強い守備で
失点を許さずスコアレスのまま試合が進みます。

守備陣の奮闘に早く応えたい攻撃陣でしたが、中盤でのパスミスなども多く
チャンスらしいチャンスをほとんど作れず無得点。
すると0-0のまま終わるかと思われた前半ロスタイム、カウンターから
一気に中央を破られると遂に失点、1点ビハインドで前半を折り返します。

完全に体力が底を尽き青ざめた顔で生死の境を彷徨っていたベテラン阿部選手は
ここでお役御免、遅れて合流した経塚選手がDFに入ります。
FWは中村選手、東門選手に代え、監督兼選手で本職宴会部長の熊田(智)選手と、
どんなに参加人数が少なくても必ずベンチスタートの高橋選手を投入。
しかしゾンビが退き守備陣が迫力を欠いた影響か、ここからは失点を重ね
一方的な展開に持ち込まれます。

開始直後に連続失点すると気持ちが切れてしまい、左右両サイドの深い位置を
次々と破られ後半だけで6失点。
攻め手を欠いた攻撃陣は、岡崎選手の個人技で1点を返すにとどまり、
7-1という大差での敗戦となりました。

チームの完成度はもちろん、個々の技術、フィジカル面でも大きな差を
見せ付けられる結果。
特にキックの質の違い、精度が高く力強いキックで再三にわたりサイドを変えられ
ると守備陣が左右に振られ、運動量の差も重なり常に数的不利な状況を強いられ
てしまい、後半はサンドバックのように一方的に殴られ続ける苦しいゲーム展開に
なりました。

簡単に埋められるような差ではありませんが、少しでも近付くために、
高い意識を持って全員で頑張っていきましょう。


練習試合
VS FC西武台 45分×2本

 1st 0-1
 2nd 1-6
Total 1-7

得点者
岡崎